山梨県初の「空の駅」に…富士川町がヘリポート整備へ、富士山の遊覧飛行などを想定
設置には、周辺住民との調整や環境影響評価などの手続きを経た上で申請し、公聴会などの審査を経て許可される。
ヘリポートは、中部横断道の増穂インターチェンジ(IC)近くに位置し、交通の利便性が高い。富士川町を訪れる観光客に対し、富士山への遊覧飛行などの商品化や、各地の地方空港と連携して観光やビジネスによる移動に活用してもらう考えだ。
モニターツアーを企画した「みのぶ農泊地域連携協議会」事務局で、旅行会社「フーディニ」(東京)の河合章雄社長は、「場外離着陸場ではその都度、航空当局への申請が必要となり、ビジネスにはならない。公共用ヘリポートの設置は観光ヘリを飛ばす必須条件だ」と力を込める。
町は今後、場外離着陸場として試験運行を繰り返して騒音の影響を調べるほか、観光やビジネスの需要を調査することにしている。