米殿堂入り覆面レスラーが「ムタ仕様」マスクで電撃復帰! 「グレートすぎる」ファン&実況席もどよめき
【WWE】SMACKDOWN(3月1日・日本時間2日/グレンデール) 何でもありのノールール戦となったラテン系軍団の抗争マッチで、長期離脱中だったレジェンドレスラーが電撃復帰。“あの悪の化身”そっくりの黒いマスク姿に実況席とファンからどよめきが起きた。 【映像】“ムタそっくりマスク”で電撃復帰の瞬間 ラテン系レスラーの正規軍“LWO”のカリートと、仲間割れで分裂し結成した“LDF(レガド・デル・ファンタズマ)”のサントス・エスコバーがノールールのシングルマッチで対決。ケガで戦線離脱していた“LWO”のボス、レイ・ミステリオが数カ月ぶりに緊急参戦し、鮮やかな“619”で復活をアピールした。 凶器の使用・セコンドの介入もOKのストリートファイト・マッチで、両者は鉄製のゴミ箱や竹刀、テーブル、パイプ椅子などを巧みに使い死闘を繰り広げるが、“LDF”メンバーのウンベルトとエンジェルが介入すると、すぐに“LWO”のホアキン・ワイルド&クルス・デル・トロがカリート救出に向かう。 セコンド同士の介入から発展した乱闘は、ストリートファイト戦である程度想定できた展開。しかし直後、会場にミステリオの入場テーマが鳴り響く予想外のサプライズで、レイ・ミステリオが松葉杖をつきながら登場する。 ミステリオは、元弟子にあたるエスコバーの襲撃で、右足を負傷し戦線離脱を余儀なくされた因縁がある。松葉杖姿の元師匠を前にエスコバーは舐めた態度を見せるが、足を引きずる姿は演技だった。ランウェイに降りてきたウンベルト&エンジェルに突如、松葉杖を振り回して攻撃、完全復活をアピールした。 そして、誰もが気になったのはミステリオが身につけていた黒いマスク。形や立体的なフォルムはグレート・ムタが身につけていたものにそっくりで、ファンは「ムタみたいだな」「ムタマスクじゃないか」「完全にグレート」とざわめき始め、実況の清野茂樹アナウンサーも「今日のミステリオ、グレート・ムタみたいなマスク付けてますよ!」と興奮気味にコメント。 これまでもミステリオは『レッスルマニア』でムタとの色違いマスクを披露するなどリスペクトを表明してきたレスラーのひとり。今回の黒ムタ・マスクを見たファンから「去年の殿堂入り一緒だったもんね」の指摘のとおり、ともに2023年度のWWE殿堂入りを果たし事でも知られる。 リング上でミステリオと久々に対面したエスコバーは何やら叫びながらヒートアップ状態。ひらりと交わされると、背後から忍びよったカリートの『アップルミスト』(かじったリンゴの果汁を顔面に吹きかける攻撃)の目潰しからミステリオが必殺の“619”を放ち、最後はカリートのテーブル越しスパインバスターで決着。ミステリオの「ムタマスク」から、カリートの「ミスト(毒霧)攻撃」と完璧なムタ・オマージュでの勝利となった。 (ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)