建築士が子供の頃に好きだった遊びには共通点があった⁉勉強やスポーツにも影響する遊びとは?
こんにちは。一級建築士として住宅に関するお仕事をしながら、6歳娘と3歳息子を子育て中のともです。 突然ですが「空間認知力」という力を耳にしたことはありますか?この力について調べていくと、空間認知力が高い人の就く職業に“建築士”というワードがよく出てきます。 私自身は親から特別に「空間認知力を高めよう」と意識して育てられたわけではないのですが、子ども時代を振り返ると“遊び”を通してその力を身につけていったのではないかと思っています。建築士の目線で「子どもの空間認知力の高め方」と「親が出来ること」についてご紹介します。 【漫画】「塾無しで開成に合格した子の幼児期」賢い子はパズルがお好き? 楽しく学べる“パズル”のススメ
建築士が子どもの頃に好きだった「遊び」と「効果」
仕事柄、私の周りには建築士の友人や知人が沢山います。建築関係で働く方々に「子供の頃にハマった遊び」について質問したところ、共通点が沢山あることに気づきました。建築士はどんな遊びが好きだったのか?又、遊びからどんな効果が生まれていたのか独自に考察してみましたのでいくつかご紹介します。 ①積み木、ブロック遊び、パズル 特に多かった回答が「レゴブロック」でした。私自身もレゴブロックで沢山遊んできました。 説明書通りに完成させるやり方や、自由に作るやり方と楽しみ方はそれぞれ違いましたが、異なる形状のブロックを組み合わせて空間を創り上げることがとても楽しかったそうです。 パズルに関しては、空間の一部を理解しピースを組み合わせながら、全体像を掴む楽しさがあります。先日、年長の娘が1000ピースのパズルを一人で完成させ、満面の笑顔で私に見せてくれました。何もないところから作り上げる喜びを体験することは、自信にもつながる大切な経験だなと感じたエピソードでした。
② 工作、折り紙、お絵描き 絵を描いたり切ったり貼ったり組み立てたりする作業は、空間的な概念を発展させるのに効果的です。私自身も、廃材などの様々な素材を使用して自由に何かを作ることが好きでした。段ボールで秘密基地を作ったことがある建築士も多かったです。 折り紙に関しては、平面から立体を作り出す作業になるので、これらを繰り返すことで平面と立体の紐づけが出来る力が養われたと思います。