建築士が子供の頃に好きだった遊びには共通点があった⁉勉強やスポーツにも影響する遊びとは?
③ 屋外遊び 追いかけっこやかくれんぼ、遊具で沢山遊んだという建築士も多かったです。追いかけっこは走りながら相手との距離感を把握し、空間認知をしながらどう逃げるかを考えます。意識せずに空間認知力のトレーニングになっていると思います。遊具では実際に立体に振れることで、手足の置く位置など体を使って感覚や距離感を図る訓練が出来ます。物体と体の距離感を図ることが出来るボール遊びなどもおすすめです。
私自身は遊びを通して、空間認知力が自然と鍛えられていたと思っています。子どもの頃に特別なトレーニングをしてきた記憶はありません。 とはいえ、子どもの習慣や意識付けは大切です。親になった今、私が意識している『子供の空間認知力を鍛えるために親が出来ること』をご紹介します。 ①カタチや空間を意識した声掛けをする 丸・三角・四角などの物体の形や、上下左右などの空間を意識した声掛けは子どもの空間認知能力を鍛えるのにとても効果的です。 例えば、棚の上に乗っているモノを取ってほしい時「アレ取って!」などと言ってしまいがちですが、「3段目の棚に乗っている白色の箱を取ってきて」のような具合で伝えることを意識しています。少し面倒ですが日常的に空間・形状に関する言葉を浴びせることで、自然と子どもの中にインプットされていくと思っています。
② 園内マップや地図を使って探検家気分になろう 地図を読む習慣を身に着けておけば、自然と空間認識力を鍛えられると思っています。今は地図アプリなどの便利ツールがあるお陰で、紙ベースの地図を見る機会が減りましたよね。 昔に比べて子どもが地図に触れる機会も減っている気がします。しかし、地図こそ「二次元の情報を三次元の情報に交換する力」が必要で、空間把握能力が自然と鍛えることができるものだと思っています。
子どもの頃から遊園地や公園の園内マップやホテルの館内図を見ることが好きでした。園内マップの前で親から「今どこにいるかな?」とか「○○に行きたいけど、どうやっていけば良いかな?」など、よく質問を投げかけられた記憶があります。当時の私は、地図を見ながら目的地までの行き方を考えることが探検家になったようでワクワクしました。まさに疑似探検家ごっこです(笑) 親がすることは園内マップの前で子どもに声掛けをするだけです。小さい頃はなかなか地図を読むことは難しいと思いますが、繰り返し行うことで少しずつ慣れてきます。地図を読む力がついたお陰で、知らない所に出かけても道に迷うことも少なくなり、家族旅行での道案内は私の担当になっていました。ホテルの館内図でもやれるので、是非やってみてください!