4試合限定からCSメンバー入りも ソフトバンク笹川吉康、2安打1打点1盗塁 小久保監督「見ていてわくわく」
◆ソフトバンク8―6オリックス(1日、みずほペイペイドーム) ソフトバンクの笹川吉康外野手(22)が、2安打1打点、1盗塁の活躍でクライマックスシリーズ(CS)のメンバー入りに猛アピールした。 ■危ない!柳町が絞められる!?【写真】 9月30日の1軍昇格から2試合連続でスタメン出場。3回無死から右前打で出塁すると、1死となって二盗に成功した。1点リードの8回には1死二塁から右前適時打。貴重な追加点をたたき出した。 ウエスタン・リーグでは打点王を獲得。優勝が決まり、レギュラーシーズン残り4試合で1軍から声がかかった。「もともと(5日の)ファーム日本選手権に戻る予定で言われていた。短期間の予定でその先は聞いていない。CSのことは考えていなくて、少ないこの4試合で来年につながるように爪痕を残せるように頑張ろうと思っていた」 無心で臨み、2試合連続安打。小久保裕紀監督は「野手ではやっぱり(笹川)吉康ですかね。クライマックスに関してはもちろんレギュラークラスは頭から出ますけど、競っているところは調子の良しあしを見ている時間がない。いいやつから使うという中ではちょっとCSのメンバーにということも考えようかなという活躍ですね」と説明した。〝期限付き昇格〟からCSのメンバー入りも検討する活躍ぶりだった。 笹川も「いい結果につながってCSに行けたらいいと思います」と目標を上方修正した。小久保監督は「(3回)もヒット出た後、走れと言ったらすぐ走った。見ていてわくわくする選手ですしね。CSは調子のいいものから使っていくので、レギュラークラスは使いますけど、それ以外の選手はいいなと思うやつから使うのでいいアピールしていますね」と目を細めた。野手ではジーター・ダウンズに続き、CSの秘密兵器に名乗りを上げた。(小畑大悟) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社