32歳で年収420万円、婚活中で「年収800万円」の方と交際中です。自分のほうが年収が低いため、いろいろとお金を出してもらうのが申し訳ないです。結婚するなら「年収が近い人」のほうが良いのでしょうか…?
結婚相手を探すにあたって、年収を条件としている人は多くいます。相手の年収が高ければ高いほどいいと思う人もいるかもしれませんが、自分の倍くらいの年収のある人と交際していると気後れしてしまう人も中にはいます。 本記事では「結婚に年収差があるとよくないのか」について解説していきます。あわせて、「結婚相手に求める理想の年収」や「結婚したい理由で一番多いものは何か」についても解説します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
結婚相手に求める理想の年収とは?
結婚相手に求める理想の年収とはどのくらいなのかを見ていきましょう。クラウドファンディング・メディア「ヤマワケJOURNAL」を運営するWeCapital株式会社が実施した「年収と結婚」に関する意識調査によると、理想の年収は男性・女性(いずれも未婚)で図表1の通りになっています。 図表1
WeCapital株式会社「年収と結婚」に関する意識調査より筆者作成 未婚の女性が求める理想の年収で一番割合が多かったのは「500~600万円」となっており、次いで「400~500万円」「600~700万円」が多い結果となりました。女性の場合は年収400万円以上ある男性が望ましいという人の割合が63%もいることが分かります。 未婚の男性の場合で一番割合が多かったのは「300~400万円」で、次いで「400~500万円未満」「200~300万円未満」の順に多い結果となりました。女性と男性を比べると、女性のほうが結婚相手により年収の高さを求めている結果となっています。
結婚したい理由で多い割合とは?
「結婚しない」という選択もある中で、なぜ結婚したいと思うのかという理由について、独身男女でそれぞれ理由を比較してみましょう。内閣府の調査によると、以下のような結果となりました。 図表2
内閣府 令和3年度 人生100年時代における結婚・仕事・収入に関する調査報告書より筆者作成 調査の結果、女性の場合は「好きな人と一緒に生活したい」「家族を持ちたい」「精神的な安らぎを持ちたい」という順番で結婚に踏み出す人が多いことが分かります。一方、男性の理由は「好きな人と一緒に生活したいから」「理由は特にない」「家族を持ちたいから」という順番になっています。 「特に理由がない」という人も女性で20%、男性で27%と少なくないことが分かるでしょう。しかし結婚するにあたって「好きな人と一緒にいたいから」という理由で結婚する人が男性・女性ともに多くなっています。