陸自発注のオスプレイについて 「今後は日本製のものをつくるべき」青山繁晴議員が言及
軍用機の場合、オスプレイに限らず操縦に原因のある事故が多い
青山)軍用機の事故は、米軍でも自衛隊でも操縦が原因の場合が多いのです。民航機のように一定のルートで、一定の飛び方や降り方をするわけではありません。オペレーションや作戦に応じて変えますので、操縦をめぐる事故が多いのです。オスプレイは飛行機とヘリが一緒になっているので、難しい機体なのは事実ですが、最初から「機体に原因がある」と決めてかかるのはおかしい。松野官房長官が「製造は続いている」と示したからと言って、問題があるわけではありません。
米軍は同盟国である日本に情報を開示するべき
飯田)“ブラックキル”さんから、「オスプレイは災害派遣も含めて日本に必要な機体ではないかと考えていました。今後の方向性も教えていただきたいです」というご意見がありました。 青山)機体に欠陥があるかどうかを徹底して調べなくてはいけませんし、自衛隊は自衛隊で、操縦のあり方をよく訓練する必要があります。ただ、おっしゃる通り、日本は災害が多い国です。(オスプレイは)垂直に上がったり降りたりできる上に、飛行機と同じ速度で飛べます。ヘリとは比べものにならない速さで飛ぶので、人命救助にもつながります。ただし、日米同盟はあくまで対等なものであり、米軍は秘密主義にならないようにして欲しいですね。日本で墜落したのですから。たまたま漁船にぶつからなかっただけです。陸上自衛隊も入れているわけですから、徹底的に調べないといけません。
無理やりアメリカからオスプレイを押し付けられたわけではない
須田)納税者として思うのですが、オスプレイは調達が決まる前にもいろいろと事故がありました。調達の経緯について、アメリカに何か言われたのか、あるいは対米従属の発想があるのかなど、いろいろ疑問に思っています。「調達の経緯に何か問題があったのか、なかったのか」について、教えていただけないでしょうか? 青山)教えるという立場ではありませんが……。私自身は、「調達に深刻な問題があり、いらないものを押し付けられた」という話はつくられた話だと思います。 飯田)調達したのは、オスプレイの利便性などからでしょうか?