大津が4発で快勝発進 J1清水内定のMF嶋本悠大が貫禄の2アシスト
第103回全国高校サッカー選手権大会1回戦(29日、福井商0―4大津、県立柏の葉公園総合競技場)初優勝を狙う大津(熊本)は福井商に4―0で快勝した。 優勝候補の大津が好発進だ。J1清水内定のMF嶋本悠大(3年)が貫禄の2アシスト。攻守の要として中盤に君臨して4―0の快勝に貢献し「あのようなアシストはあまりしたことがないけど、FWの動きは見ていた。いい感じで2本パスが通った」とうなずいた。 12月15日、Jユース、強豪校が集まる高校年代最高峰の高円宮杯U―18プレミアリーグで初優勝。今大会前にユニホームを新調し、胸に全国制覇を示す星印を施して大会に臨んだ。 6バックの福井商を、終始押し込む展開。前半36分にMF兼松将(3年)が先制すると、後半21、30分と嶋本が後方からの正確な浮き球のパスで追加点をお膳立て。その後も1点を加えた。 嶋本は「自分のシュートが力んで枠にいかなかったのは悔しい。(2回戦からは)自分たちのプレーを見せていきたい」。本当の力をゴールで証明する。(一色伸裕)