「ながらスマホ」に、「酒気帯び運転」１１月、自転車についての法律が改正されます。 自転車事故も県内で多く発生していて県警が注意を呼び掛けています。 自転車に乗った男性。 スマートフォンに気を取られてしまい、信号が変わっていることや近づいてくる車に気付くことができません。 「ながらスマホ」の危険性をアピールするためにＪＡＦが作成した動画です。 スマートフォンを操作しながら自転車に乗る「ながらスマホ」道路交通法の改正で、１１月１日からながらスマホや酒気帯び運転の罰則が強化されます。 （自転車に乗る人） 「自動車の方が気付いてくれない時があって左折右折の時にそういう時に怖いなと」 （あまり自転車に乗らない人） 「車を運転する側としては厳しくなって良かったかなと自転車の人を見かけると大丈夫かなとより意識する」 大分県警によりますと、自転車が絡む交通事故は９月末までに２２２件起きていて、２０２３年の同じ時期より９件増えています。 「ながらスマホ」が原因の事故はありませんが、２２２件のうち自転車に乗った人でけがをしなかったのは１人しかいませんでした。 大きなけがにもつながる自転車事故。 どう罰則が変わるのかまた、ながらスマホだけでなく守るべき自転車ルールを解説します。 （小栗アナ） 「ながらスマホ」と「酒気帯び運転」の罰則が強化される背景には自転車事故が増えているという現状があります。 警察庁によりますと、全国で起きた自転車が関わる事故件数は３年間で徐々に増加しています。 大分県内でも全体の交通事故のうち自転車事故の割合が大きくなっています。 そして１１月１日、道路交通法の改正でながらスマホの罰則が強化されます。 スマートフォンで電話をしたり、画面を見続けたりしていた場合、今までは５万円以下の罰金でしたが、今後は６カ月以下の懲役または１０万円以下の罰金が課せられます。 また、こんな行為にも注意が必要です。 自転車に取り付けたスマートフォンを見ることや電話をしていなくても片手に持って運転するなどの行為もＮＧです。 さらに今回酒気帯び運転も罰則の対象になりました。 以前は罰則はありませんでしたが、３年以下の懲役または５０万円以下の罰金が課せられるようになります。 車と同じく、飲酒した人に自転車を貸すという行為も罰則の対象です。 最後に自転車の運転ルールを改めて見ていきますが、イヤホンで音楽を聴きながら乗る周囲の音が聞こえないくらいの音量の場合５万円以下の罰金です。 雨の中、傘を差しながら乗る。 目線が遮られて歩行者とぶつかるリスクもあります。 こちらも５万円以下の罰金通行可能な道路以外での歩道通行は３カ月以下の懲役または５万円以下の罰金です。 大分県警は「自転車は車と同じと認識して安全運転を徹底してほしい」と呼びかけています。 最悪の場合死に至ることもありますので安全運転をお願いします。