ジラードが自邸のために作った、愛嬌たっぷりの遊び心溢れる木製ドール。【今日の逸品】
ヴィトラ《ウッデン ドール》
カーサ ブルータスの人気企画「10選」シリーズから、こだわりの逸品をジャンルレスに日替わりでご紹介します。 【フォトギャラリーを見る】 チャールズ&レイ・イームズやジョージ・ネルソンとともにアメリカのミッドセンチュリーのデザイン界で活躍したアレキサンダー・ジラード(1907-1993)は、オフィスや家具のデザインだけでなくグラフィックやインテリアデザイン、オブジェ等非常に幅広い分野で活躍した。ジラードのデザインの特徴といえば、メキシコを始め世界各国で手に入れたフォークアートから触発されたなんとも愛嬌のある表情である。《ウッデン ドール》は、彼が1953年頃からサンタフェの自邸のために作って飾っていたもので、これらはヴィトラデザインミュージアムに所蔵されている現物をもとに職人の手作業で忠実に再現された。眺めているだけで気持ちが安らぐオブジェである。 公式サイト
photo_Chihiro Oshima text_Keiko Kamijo