スウィングは「肩」から動き始めるのが正解!? クラブの正しい上げ方を解説
レッスンプロを育成(指導)するレッスンプロの先生が教える「ゴルフの教科書(基本)」。フルスウィングしたときに気持ちよく振れるように「ハーフスウィング」からレッスン中。今回は「正しいクラブの上げ方」を解説する。【レッスンプロの先生とレッスンプロの教科書から学ぶゴルフの基本⑰】 テークバックのお手本スウィング【連続写真】
クラブの上げ方の2つの注意点
原田 前回からハーフスウィングの完成度を上げるための注意点について説明しています。最初はテークバックでクラブを上げていくときの注意点でしたね。 GD クラブを上げていくときに第1に大切なこととして、両ひざの位置を動かしてはいけないことを教わりました。 原田 フルスウィングの80%を占めるハーフスウィングをマスターすれば、あとは20%を足すだけ。ハーフスウィングはスウィングの根幹を成すもので、正しいフルスウィングの土台になるものですから、しっかり身につけましょう。で、両ひざを動かさずにクラブを上げていけるようになりましたか? GD イスの座面に両ひざ頭を当てて、そこからひざ頭が離れないように上げていくドリルと両ひざの間にボールをはさむドリルをかなりやってみました。ハーフスウィングの段階では肩が30%くらい回っていればOKということだったので、90度回すとなると完全に無理ですが、なんとかこの程度にはできるようになりました。
ハーフウェイバックでは背骨とリーディングエッジが平行になる
原田 なかなかいいじゃないですか。肩は今30度くらい回っていますが、そのくらい回っていれば大丈夫です。では、今回はクラブを上げていくときの2番目の注意点を説明します。それはね、シャフトが地面と平行になるところ(ハーフウェイバック)へ上げたとき、後方から見てグリップとヘッドが重なってシャフトが見えないことが大事になってきます。そのときはフェースの歯の部分、リーディングエッジがアドレス時の背骨の角度と平行になっていなくてはいけません。 GD 以前、女子ゴルフの川﨑春花プロのスウィングを参考にしましょうという話が出たので、イメージは湧いています。真後ろから見てグリップとヘッドが重なってシャフトが見えないようにならいといけないということですよね? 原田 そうです。シャフトが体の前に見えてもダメ、後ろに見えてもダメです。 GD 確認ですけど、それはつま先より前(アウトサイド)にクラブを上げてはいけないし、かかとの後方側(インサイド)にクラブを引き過ぎてもいけないということですね? 原田 そういうことです。 GD 後方から見てシャフトが見えない位置にクラブを上げると、どんな効果が期待できるのですか?