三幸製菓CEO、辞任意向 6人死亡火災で書類送検
米菓大手三幸製菓(新潟市)の佐藤元保最高経営責任者=CEO=(53)が辞任する意向を固めたことが21日、関係者への取材で分かった。今月31日付とみられる。同社の荒川工場(新潟県村上市)では2022年2月に発生した火災で従業員6人が死亡。新潟県警は今年2月、業務上過失致死傷の疑いで佐藤氏を含む当時の同社幹部4人を書類送検していた。 【写真】火災があった三幸製菓の工場
犠牲者の遺族は共同通信の取材に「辞任しても当時の責任はちゃんと取ってもらいたい」と話した。 火災は22年2月11日深夜に発生。「F棟」と呼ばれる建物約8800平方メートルが焼損し、60~70代の女性アルバイト従業員4人と20代の男性社員2人が死亡した。