「おいしい」が応募条件! 名古屋発『おいしい映画祭』って?
招待作品も話題作ぞろい
■「おいしい」をキーワードに招待作品も話題作ぞろい また映画祭を開くことで、監督や映画関係スタッフが交流する場も生まれ、「次回は、こんな作品を一緒にやろう」といった企画が生まれたり、映画関係者とのネットワークが広がったりと、映画界自体の活性化にもつながっているようです。映像クリエイターを目指す若者たちにも、プロである映画監督たちと直接話せる貴重な機会となっています。 また、映画は観る人あってのもの。ひとつの映画を多くの人と笑いあり、涙ありの時間を共有することで、相乗効果で元気になっていけるのです。招待作品も「おいしい」をキーワードに、話題作が満載。単館での公開から3か月、今や話題騒然、全国で上映されている『侍タイムスリッパ―』の安田淳一監督が製作した『ごはん』(2017年)。実家が農家である監督ならではの厳しい視線と美しい田園風景、そしてほかほかの炊き立てごはんに胸が熱くなります。 SNSで話題となり、映画化となった篠原涼子と芳根京子母子が繰り広げる愛情コメディー『今日も嫌がらせ弁当』は、岐阜県出身の塚本連平監督の作品。 当日は、監督とともに出演俳優である元SKEの松井玲奈さんがゲストとして登壇。さまざまな映画エピソードを披露してくれます。 今回の招待作品のなかで唯一のドキュメンタリー映画作品『WILL』は、山のなかでの狩猟生活を実践する東出自身が問い続けている日々を生々しくスクリーンに映し出していくエリザベス宮地の渾身の一作。エリザベス宮地監督は、自らの元恋人との2年間の生活を当時の写真と映像で綴ったMOROHA『バラ色の日々』が話題に。個性的なふたりのトークも楽しみです。 手羽先や味噌カツ、ひつまぶしなど全国に知られるようになった名古屋メシですが、台湾ラーメンやあんかけスパゲティ、小倉トースト、名古屋のソウルフード〈寿がきや〉など、まだまだ、ユニークな名古屋メシもたくさんあります。映画を観たあとは、名古屋メシで盛り上がる。そんな「エンタメ」と「グルメ」が、一度に楽しめる一粒で二度おいしい映画祭、ぜひ名古屋へきて、観てください! information おいしい映画祭 2024 日時:2024年11月30日(土)から12月1日(日) 会場:ミッドランドスクエアシネマ2 料金:作品に記載のないものは通常料金、短編は1000円 コンペティション部門は 一般1,500円,大学生以下・シニア・障がい者割引1,000円 主催:株式会社オフィス・シネマレスト/中日本興業株式会社 Web:おいしい映画祭 上映スケジュール 11月30日(土) ・招待作品 【上映作品】『ごはん』 【時間】9:25~12:15 【トークショーゲスト】安田淳一監督、沙倉ゆうのさん 【チケット料金】一般2500円/学生・小人・シニア1500円 コンペティション部門(学生の部)&短編作品上映 【短編作品】ほろほろほかほかワシワシ食べる 【場所】シネマ2 SCREEN9 【時間】12:45~15:00 【ゲスト審査員】森谷雄プロデューサー、松本優作監督、株式会社ロボット・丸山靖博さん、塚本連平監督、俳優・清水由紀さん 【トークショーゲスト】東かほり監督 【チケット料金】1,500円均一 ・招待作品 【上映作品】『三日月とネコ』 【時間】15:30~18:05 【トークショーゲスト】上村奈帆監督、森谷雄プロデューサー 【チケット料金】一般2500円/学生・小人・シニア1500円 ・招待作品 【上映作品】『WILL』 【時間】18:35~21:35 【トークショーゲスト】エリザベス宮地監督、俳優・東出昌大さん 【チケット料金】一般2500円/学生・小人・シニア1500円 12月1日(日) ・招待作品 【上映作品】『おいしい給食 Road to イカメシ』 【時間】9:25~12:05 【トークショーゲスト】俳優・羽田野栞さん 【チケット料金】一般2,500円/学生・小人・シニア1,500円 コンペティション部門(一般の部)&短編作品上映 【短編作品】『台湾ラーメンリハーサル』 【時間】12:35~16:30 【ゲスト審査員】森谷雄プロデューサー、松本優作監督、株式会社ロボット・丸山靖博さん、塚本連平監督、俳優・桃月なしこさん 【トークショーゲスト】山口晃三朗監督、俳優・磯部圭佑さん 【ゲスト司会】俳優・清水由紀さん 【チケット料金】1500円均一 ・招待作品 【上映作品】『今日も嫌がらせ弁当』 【時間】17:00~19:30 【トークショーゲスト】塚本連平監督、俳優・松井玲奈さん 【チケット料金】一般2500円/学生・小人・シニア1500円 ※ チケットは、完売になり次第販売終了 writer profile Naomi Kuroda 黒田 直美 くろだ・なおみ●愛知県生まれ。東京で長年、編集ライターの仕事をしていたが、親の介護を機に愛知県へUターン。現在は東海圏を中心とした伝統工芸や食文化など、地方ならではの取り組みを取材している。食べること、つくることが好きで、現在は陶芸にもはまっている。 【コロカルニュース】とは? 全国各地の時事ネタから面白情報まで。コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。