本領発揮の女王シフィオンテク、“ホーム”で完勝劇 オリンピック初の16強へ<女子テニス>
パリオリンピック
パリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)は29日、テニス競技の女子シングルス2回戦が行われ、第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)が世界ランク59位のD・パリー(フランス)を6-1, 6-1のストレートで破り、オリンピックで自身初のベスト16進出を果たした。 【一覧】パリオリンピック テニス 全種目ドロー 世界ランク1位で23歳のシフィオンテクは今季、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)での3連覇を含むツアー5大会で優勝。オリンピックに関していえば、2021年の東京オリンピック(日本/東京、有明テニスの森、ハード)に続き2大会連続2度目の出場となる。東京では2回戦で敗れた。 今大会は1回戦で世界ランク143位のI・C・ベグ(ルーマニア)を6-2, 7-5のストレートで下し初戦を突破した。 2回戦、シフィオンテクは過去4勝をあげている全仏オープンの会場であるローランギャロスで躍動する。ファーストサービスが入ったときに78パーセントの確率でポイントを獲得しパリーに1度もブレークポイントを与えないプレーを見せると、リターンゲームでは11度のブレークチャンスを創出し、そのうち5度ブレークに成功。1時間14分で完勝し16強入りした。 3回戦では世界ランク52位のワン・シユ(中国)と対戦する。ワンは2回戦で第15シードのD・シュナイダーをストレートで下しての勝ち上がり。 同日には第2シードのC・ガウフ(アメリカ)や第4シードのJ・パオリーニ(イタリア)、第9シードのB・クレチコバ(チェコ)、第11シードのE・ナヴァッロ(アメリカ)、第13シードのD・ヴェキッチ(クロアチア)らがベスト16に進出。第5シードのJ・ペグラ(アメリカ)は世界ランク31位のE・スイトリナ(ウクライナ)に屈し2回戦で姿を消した。