角田裕毅も所属したイェンツァー・モータースポーツがFIA F3撤退を発表「我々の年齢を考慮し」
8月30日~9月1日に開催された2024年FIA F3最終戦/第10戦モンツァ終了後、かつて角田裕毅も所属したイェンツァー・モータースポーツがFIA F3からの撤退を発表した。 【写真】2019年FIA F3にイェンツァー・モータースポーツから参戦した角田裕毅 アンドレアス・イェンツァーが1993年にスイスで立ち上げたイェンツァー・モータースポーツは欧州のミドルフォーミュラを中心に活躍し、2010年より開始されたGP3、そして同選手権から発展するかたちで誕生したFIA F3に参戦してきた。 2019年にはレッドブルとホンダの育成ドライバーであった角田が同チームから参戦し、第7戦モンツァのレース2で優勝を飾るとドライバーズランキング9位を獲得。翌年のFIA F2昇格に繋げた。 なお、2019年からのFIA F3においてイェンツァー・モータースポーツで優勝を飾ったのは角田と、2023年のテイラー・バーナードのふたりのみとなる。2024年シーズンはチャーリー・ブルツ、マクスウェル・エスターソン、マティアス・ザガゼタという布陣で挑み、チームランキングは最下位の10位という成績だった。 GP3/FIA F3で15年にわたって参戦し続けたイェンツァー・モータースポーツだったが、第10戦終了後にモンツァがFIA F3における最後のレースウイークだったと明らかにした。なお、FIA F3撤退の理由は「我々の年齢を考慮し」としている。 なお、FIA F3は撤退となるものの、イェンツァー・モータースポーツは他のレースカテゴリーでの活動を続けるとしている。また、同チームに代わりFIA F3に参戦するチームに関しては、現時点では明らかにされていない。 [オートスポーツweb 2024年09月04日]