旅客船の浸水隠し、JR九州社長「間違いに直面して『ノー』と言えるか」…仕事始めで安全の重要性を強調
正月の連休が明けた6日、官公庁や企業は「仕事始め」を迎えた。安全をないがしろにする不祥事に揺れた企業は再発防止を誓った。 【写真】運航再開を断念することが発表された旅客船「クイーンビートル」
JR九州の古宮洋二社長は、幹部社員ら約200人に向けて福岡市博多区の本社で年頭あいさつを行った。子会社による旅客船の浸水隠し問題に端を発した日韓航路の撤退について言及し、「安全を事業の基盤とするJR九州グループにとって、起こしてはならないことだと反省している」と述べた。
そのうえで、「今回のことを関係者だけの問題にせず、『自分ごと』としなければいけない。間違っていることに直面したときに『ノー』と言えるか。全社員がもう一度、安全についてゼロから考えることが最も大切だ」と強調した。