丸の内の国際ビルと帝劇ビルが建替へ。出光美術館と帝国劇場を再整備
東京・丸の内の国際ビルと帝劇ビルを建て替える「(仮称)丸の内3-1プロジェクト(国際ビル・帝劇ビル建替計画)」を三菱地所が発表した。両ビル内にある出光美術館 と帝国劇場も再整備される。 新たなビルは地上29階、地下3階。工事期間は2025~30年度を予定しており、低層階に出光美術館と帝国劇場が整備される。 出光美術館は1966年に開館。当時より育まれた出光美術館らしさを継承し、展示公開エリアを拡充するという。東洋・日本古美術の魅力や独自性を国内外に発信するとともに、教育普及をはじめとする様々な文化発信プログラムの開催やアフターMICEメニューの提供等を通じて、館の整備と機能強化を図る。設計デザインは日建設計が担う。 帝国劇場ではロビーホワイエの社交場的機能を強化し人々の交流を促進するとともに、快適に観劇を楽しめる空間整備や取り組みを実施。観劇の裾野を広げる劇場の整備・機能強化を図る。 なお、建替のために出光美術館は12月25日までの開館となり、25年1月以降は休館。美術館の再開館の時期、ならびに休館中の活動については、12月16日現在未定となっている。