AI処理速度やカメラ機能のレベルアップに注目! M4プロセッサー搭載の最新「iMac」 を5つのポイントでチェック【2024年12月版】
AI処理のスピードにも注目
数世代ぶりの買い替えを検討する場合には、その恩恵として、M4プロセッサーによってAI関連機能の処理速度がアップすることも見逃せません。 Apple Intelligence自体への対応は、M1搭載モデルの時点で果たしています。しかし、M4が搭載するNeural Engineでの処理は「M1搭載のiMacと比べて3倍以上高速」とのことで、将来的にApple Intelligenceの利用を考えると体験に差が出てくる可能性はあります。 ただし、このApple IntelligenceはmacOS 15.1から提供開始されているものの、利用するにはデバイスとSiriの言語設定を英語にする必要があり、日本語への対応は2025年に予定されている段階です。
写り込みを抑える画面を選べる
ディスプレイ関連のアップデートとしては、上位構成の4ポートモデルに限り「Nano-textureガラス」のオプションが提供されていることに注目です。iMacでは初めて選択できるようになった仕様です。 Nano-textureガラスを選択した場合には、ディスプレイの反射や写り込みが低減します。自然光の多い窓際などにiMacを設置しようと思っている場合には、このオプションを追加しておくと視認性がアップして使いやすくなるでしょう。オプションの価格は3万円(税込、以下同)です。
ビデオ通話や配信に使いやすいカメラ
iMacが備えるカメラの仕様表記は、前モデルでは「1080p FaceTime HDカメラ」だったのに対して、新モデルでは「デスクビューに対応した12MPセンターフレームカメラ」と変わりました。ただし、ビデオ解像度は1080p HDのままです。 注目したい機能は「デスクビュー」と「センターフレーム」の2つ。デスクビューは、広角カメラで撮影した映像を真上から俯瞰したように変換するもので、ユーザーの手元を写すことができるのが特徴です。センターフレームは、ビデオ通話の際にユーザーが映像の中央に位置するように自動調整してくれる機能。複数人でのビデオ通話の際にも、画角を調整してくれます。 マイクやスピーカーについては、従来世代通り。ビームフォーミングに対応したスタジオ品質の3マイクアレイと、フォースキャンセリングウーファーを備えた6スピーカーのステレオサウンドシステムを備えています。