「悩みは2個3万円の付け乳首」更年期のホルモン治療開始で乳がんが判明した小川恵理子 右胸全摘出から再建まで
── 再建手術の過程はいかがでしたか。 小川さん:まず、全摘手術のときに入れたエキスパンダーに毎週50ccずつ食塩水を入れて、ぺったんこだった胸を少しずつ膨らませていきました。私の場合、8か月ほどなじませて左胸と同じ大きさにしてから、今度はエキスパンダーを取り出してシリコンを入れる手術をしたんです。1回目の全摘手術よりは手術時間も短くて5日間ほどの入院ですみました。もし乳首の再建をする場合、全摘手術から1年後と言われているんですけど、私はもう手術はやらなくていいかなって。というのも、どうやら「付け乳首」というのがあるらしいんです。
── そうなんですね。初めて聞きました。 小川さん:これがすごくリアルにできていて。自分に合ったものをカタログから選べるんです。簡単に装着もできるみたいで。最初は先生から「1個3万円だよ」と聞いていたんですが、実は「2個で3万円」だったことがわかって。まだ買ってないんですけどね。温泉で万が一、ジャグジーで流されても替え乳首があったら安心だなってそう思っているんです(笑)。 PROFILE 小川恵理子さん
おがわ・えりこ。関西地区を中心に活動するタレント。松竹芸能所属。福井県鯖江市出身、大阪府東大阪市在住。「恵理ちゃん,」「恵理姉」の愛称で親しまれている。 写真提供/小川恵理子
山田優子