名店ひしめく京都で、この幸せを存分に享受しない手はありません。はずせない定番から、エッジの効いたニュースな一皿まで。偏愛せずにはいられないあの店・あの味を巡って見えてきたのは、自由で多彩、そしてどこまでも上質な京都の食の真髄でした。 【画像】京都の名店でいただく夜ご飯がどれも絶品！（全22枚） 　今回は「偏愛グルメアドレス」ページより、地元で愛される夜ごはんの名店をご紹介します。

やさしい韓国料理に癒されたい

　体にじんわり染み込む、やさしいおいしさに夢中。

現地の食堂のような空気感も楽しい一軒

血流を整え、生活習慣病の予防にも役立つといわれるスープ。トラントゥルケタン定食（ご飯と小皿3種類付き）1,500円。

◆【寺町高辻】하하하(ハハハ)  「ピニョ食堂」をはじめ、京都市内でさまざまなスタイルの韓国料理店を展開してきた全敞一さんが手がける一軒。  「赤くて辛いだけじゃない、素朴でやさしい味わいの韓国料理も知ってほしくて」と、エゴマ粉をたっぷりと使ったとろみのあるスープ・トラントゥルケタンや、蒸し料理や野菜を使った惣菜など、現地に暮らす人たちが親しむローカルなおいしさを届けてくれる。 　通し営業で定食が終日楽しめ、マッコリなどのお酒に合う韓式のアテも充実。 　時間や目的に合わせて、いろんな使い方ができるのが旅行者にも嬉しい。 하하하(ハハハ) 所在地　京都市下京区恵美須之町516-1 電話番号　075-204-2202 営業時間　11:30～22:00 定休日　木曜・第3水曜 Instagram　@hahaha.teramachi_takatsuji ※カード不可

素材の持ち味を生かした韓式家庭料理

◆【麩屋町】MUL 　古民家を改装したカフェのような佇まいの韓国料理店。ガラス扉から光がたっぷり注ぐ路面1階は木のオブジェやベンチシートを配したオープンな雰囲気が心地よい。 　店長チャンさんの手がける料理は、韓国にルーツを持つお母様が作ってくれていた家庭料理がベース。 　名物のキムパは、ニンジンやごぼうの甘辛煮などの定番の具に加え、出汁がじゅわりと染み出す韓国おでんやタクワンなど、食感の違いも楽しい8種類の具が一堂に。 　一つひとつの素材の持ち味を生かしたやさしい味わいが、自然派ワインにもよく馴染む。 MUL 所在地　京都市中京区麩屋町通蛸薬師下ル梅屋町475-1 電話番号　070-9050-1212 営業時間　15:00～22:00(土・日曜11:30～14:00、17:00～22:00) 定休日　水曜、不定休 Instagram　@mul_kyoto