【光る君へ】竜星涼が思う“ひげもじゃ”隆家の心「なりたかった自分の像に近い」
第46回では大宰権帥の藤原隆家が刀伊の入寇に直面
俳優の竜星涼が1日、藤原隆家役で出演するNHKの大河ドラマ『光る君へ』(日曜午後8時)の第46回について、ドラマの公式ホームページで隆家の思いを察してコメントした。 【写真】ビジュアルもガラリと変化…『光る君へ』最新相関図 (※以下、ドラマの内容に関する記述があります) 第46回では、隆家が大宰権帥として大宰府にいる際、国を揺るがす有事が発生する様子が描かれた。公式ホームページには「君かたり」という企画があり、注目シーンなどを撮り終えたキャストが現場で撮影シーンや演じる人物への思いを明かしている。 まずは大宰府に行った隆家について語った。 「危機的な状況に対しても自分たちの手を汚してまで自ら行動して何かをするということはしてこなかった人たちが周りには多いので、身を粉にして泥にまみれながら戦うといいますか、働くといいますかね、そういう人たちにやっぱり出会えなかったし、きっと彼は出会いたかったんだろうし。そういう部分では大宰府にいる隆家というのは、本来こうなりたかった自分の像に近いんじゃないかなと思いますね。だからか、こんなにひげもじゃスタイルにも、ちょっと武将っぽい感じになったりもしていますけど。これがね、きっと内裏に戻ったりとか内裏にいる貴族のみなさんとかと会ったら全然さらに浮くような感じになるんだろうなとは……。まあ、それが逆にいいなとは思っていますけどね。ただ生きづらいですよね(笑)。でもこれからきっとそういう世の中になっていく、いわゆる戦国の世になるもっともっと前の段階ですけれど、ちょっと見える瞬間の、まあ最初の瞬間なんじゃないかなっていうのは感じますね」 刀伊の入寇で指揮を執る隆家についても思いを語った。 「隆家自身、やはり初めてのことというか、戸惑いだったり、動揺というのはもちろんある中で、彼の中でどういうふうに今ある現実を受け止めながら打破していこうかなというのが、彼の中の貴族なんだけれど武人のようなものが何か光ったんじゃないかなとは思いますね。京都の内裏にいたころというのは、ずっと武というもの、戦に備えるものというのを大事であるというのを常に注意喚起はしていながらもそれを大事に思ってくれる仲間だったりとかがいなかった。それが大宰府に行ってこういうことが起きて、やっぱりその大切さといいますか、そういうのを感じながら彼の中でもがきながら立ち向かったんじゃないかなっていうのは……。だから本当に臨機応変ですよね」
ENCOUNT編集部