BL東京が無敗の埼玉を破り14季ぶりリーグ制覇 終了間際埼玉の逆転トライが幻
◇ジャパンラグビーリーグワンプレーオフ決勝、東芝ブレイブルーパス東京24-20埼玉パナソニックワイルドナイツ(26日、国立競技場) 【画像】全体練習後に約10分間キックの個別練習をする松田選手 ラグビーリーグワン決勝で東芝ブレイブルーパス東京が勝利し14季ぶりに日本一となりました。 今季リーグ戦で16勝無敗と圧巻の成績を残した初代王者の埼玉パナソニックワイルドナイツ(以下、埼玉)とリーグ2位・東芝ブレイブルーパス東京(以下、BL東京)の一戦。 前半、序盤に埼玉の松田力也選手にペナルティーキックを2本決められ6点リードを許したBL東京。それでも27分にスクラムから右へ大きく展開しウイングのジョネ・ナイカブラ選手が押し込みトライ。さらにキックも決め逆転します。 BL東京は10-6でリードして前半を折り返すと後半に両チームトライとキックを1本ずつ決め17-13とします。 後半28分に流れの中から埼玉のフルバック・山沢拓也選手のショートキックからトライライン1メートルまで運ばれると最後は小山大輝選手に決められ埼玉に17-20(キック成功)と逆転を許します。 それでもその4分後、BL東京はコート中央のラインアウトからフェーズを重ねると敵陣22メートルラインまで前進。右へ大きく展開し大外のフルバック・松永拓朗選手からジョネ・ナイカブラ選手、途中出場の森勇登選手に渡り再びBL東京がリードしました。 BL東京が4点リードで迎えた試合終了間際、埼玉に自陣22メートルラインまで進入されるとラックから右へ大きく展開されます。パスをつながれゴール前約10メートルまで山沢拓也選手に運ばれると右のタッチライン際で長田智希選手とクロスし再逆転となるトライを奪われました。しかしTMO(テレビジョンマッチオフィシャル)で検証の結果、この一連の攻撃の中でスローフォワードの反則があったとしてノートライ。試合はそのまま終了しBL東京が14季ぶりの優勝を飾りました。