旬のミカンやキャベツが続々と落札 沖縄・浦添市で青果の初競り 異常気象で入荷量は12%減
2025年の青果の初競りが5日午前、沖縄県浦添市の県中央卸売市場であった。早朝から多くの買い受け人らが参加。競り人の威勢のいいかけ声とともに、旬の野菜や果実が次々と競り落とされた。野菜や果物の総入荷量は前年比約12%(28トン)減の約201・2トンだった。 【動画】次々と競り落とされる青果 野菜はキャベツやレタス、ピーマン、インゲンなどを中心に県内外から計190トンが入荷。異常気象で高温や曇天による日照不足などが発生し、作物の作付けが遅れたことから入荷量は落ちた。生産者の減少なども影響しているという。県産は約99トン、県外産は90トンだった。 県産果実はタンカン、県外からは温州ミカンなど計11トン入荷があった。 初競り式で沖縄協同青果の濱川昌二社長は「県内産の取り扱い拡大に向け、市場の機能を強化し、県内生産者の価格安定と所得向上に努めたい。品ぞろえと品質管理に万全を期したい」とあいさつした。