40歳代~50歳代「貯蓄ゼロ」は何パーセント?【就職氷河期世代】毎月ギリギリの生活を抜け出す方法3選
貯蓄を増やすために今日からできること3つ
貯蓄ゼロの方が貯蓄を増やしていくためにできることを3つご紹介します。 ●家計状況を把握する まずは、毎月の収入と支出を計算し、どのくらいプラス(またはマイナス)になっているのかを把握します。方法としては、家計簿を付けるのがひと目でわかりやすく便利です。 最近は、さまざまな家計簿アプリも出ているので、使いやすいものを選んで活用すると良いでしょう。不要な支出はないかを確認し、無駄遣いをしているところを見つけます。 ●固定費を見直す 固定費の見直しは、家計の見直しに役立ちます。というのも、一度見直しをすればその後もずっと節約を続けられるからです。 固定費とは毎月一定金額がかかるもので、水道光熱費や家賃、通信費などが該当します。 たとえば、電気代とガス代をセットにすると料金が安くなるプランを利用したり、携帯電話を安い会社に切り替えたりすることを検討してはいかがでしょうか。 また、不要なサブスクリプションサービスの料金を支払っていないかも確認すると良いでしょう。 ●先取り貯蓄をする 貯蓄ができていない方の中には、「その月に余った金額を貯蓄する」という方法をとっている方がいます。毎月数万円余って、それを間違いなく貯蓄できれば問題ないですが、そうはいかないケースが多いでしょう。 そこでおすすめなのが先取り貯蓄です。給与を受け取ったらすぐに一定金額を貯蓄に回す方法です。口座振替にしておけば自動で引き落とされ貯蓄されていくので、いつのまにかまとまったお金が貯められます。 その月の生活は、貯蓄分を差し引いた金額でやりくりをしていくため、使い過ぎを防げます。
まとめにかえて
40歳代~50歳代の貯蓄ゼロ世帯は、二人以上世帯で約25%、単身世帯では約36~40%です。 中央値を見ても、貯蓄がすすんでいる世帯は決して多いとはいえず、急な出費に備えるため、また、老後資金準備のために早めに貯蓄を始められると良いでしょう。
参考資料
・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」 ・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」
木内 菜穂子