バドミントン 新ヘッドコーチに大堀均氏 富岡高元監督で桃田ら指導
日本バドミントン協会が1日、都内で会見を行い、新たな代表ヘッドコーチ(HC)に大堀均(おおほり・ひとし、56)氏が就任することを発表した。28年ロサンゼルス五輪へ向けて、来年1月から本格的に始動する。五輪5大会を指揮した朴柱奉氏(59)は12月までHCで、契約満了の来年3月まではアドバイザーとしてナショナルチームのサポートにまわる。 大堀氏は2006年から富岡高バドミントン部の監督を務め、男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)、混合ダブルスの渡辺勇大、東野有紗らを指導。全国大会では団体と個人をあわせて40回の優勝に導いた。 現在はジュニアナショナルチームHC、トナミ運輸HCを務めている。「『今日という日は 残りの人生 最初の一日』私の好きな言葉です。この言葉を胸に、4年後のロサンゼルスオリンピックに照準を定め、より強じんなナショナルチームの組織づくりや、選手個々の目標達成のための取組、そして日本バドミントン界のさらなる発展のために日々精進してまいる所存です」とコメントした。 朴氏は04年アテネ五輪後に就任し、日本を世界レベルまで押し上げた。16年リオデジャネイロ五輪では、女子ダブルスで高橋礼華、松友美佐紀組が日本勢初の金メダルを獲得。パリ五輪では同種目で志田千陽、松山奈未組(再春館製薬所)が、混合ダブルスで渡辺勇大、東野有紗(現・五十嵐)組(BIPROGY)が、それぞれ銅メダルを獲得した。