テニス=ナダル、キャリア最終戦はストレートで敗れる デビス杯
[マラガ(スペイン) 19日 ロイター] - 男子テニスの国別対抗戦デビス杯決勝大会は19日、スペインのマラガで試合を行い、スペインはオランダに1勝2敗で屈し、準々決勝で敗退した。 スペインはシングルス第1試合で、四大大会シングルス通算22勝を誇り、今大会限りでの現役引退を表明しているラファエル・ナダルが登場。ボティク・ファンデザンスフルプと対戦し、4─6、4─6のストレート負けを喫した。 シングルス第2試合では、カルロス・アルカラスがタロン・フリークスポールを7─6、6─3で制し、1勝1敗と勝ち上がりに望みをつないだが、ダブルスによる第3試合でアルカラス、マルセル・グラノリェルス組が6─7、6─7で敗れた。 デビス杯で4回優勝を経験しているナダルは、同大会シングルスでこれまで30戦29勝。デビス杯に初めて臨んだ2004年の初戦が唯一敗れた試合だった。 ナダルは試合前の国歌斉唱の際に涙ぐみ、敗れた後に観客からスタンディングオベーションが送られた。「もしかしたら、これがキャリア最後の試合と考えるなら、ある意味ではいい形なのかもしれない。デビス杯を黒星でスタートし、黒星で終わる。一つのサイクルが完結したようなものだ」と語った。