内戦下スーダン、2日間で100人超が死亡 国軍とRSF双方が攻撃
[カイロ/ドバイ/ロンドン 10日 ロイター] - 内戦下のアフリカ北東部スーダンで9─10日、交戦中の双方による爆弾や砲撃で民間人を中心に少なくとも127人が死亡した。 国軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」は昨年4月以降戦闘を続けており、停戦交渉は停滞している。 国軍とRSFは人口密集地域を中心に攻撃を続けている。北ダルフール州では9日、市場に8発以上の樽爆弾が投下され、人権団体によると100人以上が死亡し、多数の負傷者が出た。 国軍は北ダルフール州周辺の最後の拠点となる州都アル・ファシールを巡りRSFと激しい戦闘を続けている。 一方、10日にはRSFがハルツーム州の国軍支配地域に砲撃を行い、少なくとも20人が死亡した。 国連の推計によると、内戦で約1200万人が家を追われ、3000万人以上が援助を必要としている。