「ネガティブ思考」を一瞬で変える、輪ゴム1本でできる“魔法の方法”とは?
● ポジティブ思考は 「輪ゴム1本」で身につけられる ビジネスパーソンとして成功するためには、できない理由ではなく、やる方法を考えなければいけません。 【この記事の画像を見る】 一時期流行したビジネスパーソン向けの成功プログラムのほとんど全てがポジティブ思考(積極志向)を作り出すプログラムだったことからも、多くの人が悩むポイントであることが分かります。 実際に、当社の朝礼で毎日読んでいる「Way」(理念、行動規範)には「できない理由よりやる方法」とあるのですが、ネガティブ思考の人はできない理由ばかり考えて実行に移せません。 ほとんどの人は素晴らしい潜在能力を持っています。それを全て引き出せるかどうかが成功の分かれ道になのですが、ネガティブ思考(消極志向)ではほとんど引き出すことができません。 そこで有効なのが、輪ゴムを使った思考の切り替え訓練法です。びっくりするほど簡単ですが、効果は絶大。私も30代の時に実践したのですが、思考がガラリと変わりました。
● ネガティブ思考も、怒りや不安も 全て不要な感情 何かの折りに読んだ本に書いてあった訓練法だと思うのですが、やり方は簡単です。 左手の手首に輪ゴムをはめる。ネガティブ思考に陥りそうになったら、手首の輪ゴムを引っ張って放す。その痛みでネガティブ思考が消えて、ポジティブ思考に切り替わる。怒りや不安の感情が生まれた時も、パチンとやる。するとハッとして怒りや不安の感情を断ち切るのです。 この方法を実践し始めた当時、私は30代前半でした。四六時中左手首に輪ゴムを巻き、1年間ほどネガティブ思考を断ち切る訓練を続けました。 その結果、今では輪ゴムを引っ張らなくてもネガティブ思考を断ち切ることができるようになり、ネガティブ思考に陥ったり、怒りの感情や悲しみの感情が湧いたりしてもすぐに「こんなことを考えていても無駄だ」と気づいて思考をコントロールできるようになりました。もちろん、今でもネガティブな感情は出ます。大切なことは、出来るだけその時間を短くすることなのです。 脳はネガティブなことを考えながら同時にポジティブなことを考えることができません。しかも優先順位はネガティブ思考の方が先で、ポジティブ思考が後なのです。 だからこそ、思考の切り替えを輪ゴムの“パチン”で行うのです。 恐らく左手首の輪ゴムを思い出して引っ張ろうとした時には「自分を客観的に見ている自分(ネガティブ思考を持ってはいけないという自分)」が現れていて、ポジティブ思考に切り替わっているのだと思います。 その状態から“パチン”とやって痛みを意識することで、ネガティブ思考を完全に断ち切ることができるのです。 おかげさまで、私はポジティブな感情を持てる時間が増えたせいか、著書(単著)も160冊を超え、20名足らずの小さな会社ですが経営も比較的うまくいっています。5社の社外取締役や大学の客員教授などもさせてもらっています。これもポジティブな感情のおかげだと思っています。