えぐい稼ぎ…。欧州日本人、高額年俸ランキング18位。事件は起こしたが…。やはり評価が高いMF
かつて、日本人選手の海外挑戦はそれ自体がある種のステータスとなっていた節もあった。だが、時代が移り変わり、もはや欧州クラブに所属する“だけ”では高い評価を得られず、「どれほどの活躍ができているか」が最も重視されるようになっている。そこで今回は、評価基準の一つとして、欧州日本人選手の最新年俸をランキング形式で紹介する。※推定年俸は『Capology』を、成績は『transfermarkt』を参照。欧州5大リーグ所属選手が対象
18位:佐野海舟(さの・かいしゅう) 生年月日:2000年12月30日 所属クラブ:マインツ(ドイツ) 推定年俸:47万ユーロ(約7500万円) 24/25リーグ戦成績:9試合0得点0アシスト 欧州日本人選手の最新年俸ランキングで18位になったのは、今夏に完全移籍で加入したマインツの絶対的主力に君臨している佐野海舟だ。推定年俸は47万ユーロ(約7500万円)となっている。 やはり、日本人選手にとってブンデスリーガ(ドイツ1部リーグ)は相性が非常に良いリーグのようだ。 今夏の新戦力組でありながら、佐野はマインツで最も替えがきかない存在の一人となっており、ボー・ヘンリクセン監督の確固たる信頼を勝ち取っている。2024/25シーズンはここまでリーグ戦全試合に先発出場。ダブルボランチの一角として攻守にわたって大きな貢献を果たしている。 現地メディアも佐野に対する賛辞を惜しまない。現地時間11月3日に行われたリーグ第9節のフライブルク戦(△ 0-0)後、ドイツ紙『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』は佐野に「2.5点」を付け(最高点は「1」で最低点が「6」)、「若き日本人選手のベストパフォーマンス」と高評価。 「相手ボールに対するプレーが強力で、注意深さ、積極的な走り、安定したパスワークを披露した。よくやった!」と、プレーぶりを絶賛した。 デュエル強度や圧倒的なボール奪取力を見せつける佐野の姿からは、もはや遠藤航の面影すら感じさせる。 さらに、ボールを回収した後に積極的に攻め上がってチームの攻撃にプラス1をもたらす能力では“偉大な先輩”の一歩先を行っており、今後どれほどの高みに到達するのか期待せずにはいられない。 1年後の最新年俸ランキングでは、他の欧州日本人選手をごぼう抜きしている可能性も高そうだ。
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