BSA「ゴールドスター」日本上陸ほぼ確! 650ccビッグシングルを搭載する唯一のクラシックモデル
扱いやすく従順、カスタムも楽しめそう!
今回はウイングフット周辺、都内一般道のみでの試乗だったので基本的には街乗りのインプレッションだが、多少はカーブや交差点を曲がった感じもお伝えしたい。 基本的にはニュートラルな特性で、低速域でのブレーキコントロールもしやすい。制動力については慣らしがきちんと済んでいない状態だったのでそこそこだったが、何度か強めに掛けてみたところ当たりがついたようで十分といえるレベルになった。 直進安定性がよく、クルーザーのようなイメージで走らせることも可能。そして曲がるときも難しいことを考える必要はなく、交差点でも多少のカーブでも自然に扱えた。5速のワイドなトランスミッションによって各ギヤの守備範囲は広く、ギヤチェンジに忙しさはない。 ただ、装着してあったピレリ製タイヤ(ファントムスポーツコンプ)はこの車体とあまり相性のよくない場面があり、おおらかに走りたいときにもややシャープさを見せる。また、リヤサスペンション(こちらは慣らしが進んでいないせいかも?)やシートにもシットリ感はあまりなく、ちょっと質素な感じは否めない。 このあたりはウイングフットも認識しており、日本に正規輸入する仕様では改良できないか交渉する予定とのこと。また、仮にこのまま輸入されたとしても、そのぶん廉価になるのであればカスタムでどうにでもできそうな部分ではある。 ※YOUTUBEで「bsa gold star exhaust」と検索するとさまざまなカスタムマフラーのサウンドも聴ける このほか、ハンドルバーにはUSB端子×2(タイプAおよびタイプC)、左サイドカバー前には12Vアクセサリー端子を備え、最新ガジェットへの電源供給も万全だ。ミラーの視認性は悪くなく、メーターも見やすかった。 クラシカルな車体にビッグシングルという唯一無二の個性を持ち、街乗りやツーリングが得意分野、かつカスタムベースとしても楽しめそうな新生BSAゴールドスター。ちなみに英国での価格は20%の消費税込みで7000ポンド(日本円換算約136万円・5/28現在)前後だが、日本向け仕様はどうなるだろうか? 近日中の吉報、お待ちしてまーす!