48歳・佐藤慎太郎、5年守ったSSから陥落「変えずに変わらない、今後も競輪人生は続く」/小倉G1
小倉競輪のナイター「朝日新聞社杯競輪祭(GI)」は23日、5日目を迎えた。S級S班陥落となった佐藤慎太郎に話を聞いた(取材は22日レース終了後)。 二次予選敗退により5年間在籍していたS級S班の座から陥落が決まった佐藤。 それでもレースは続く。残りのレースを前に、佐藤に「何が大事になるのか」心構えを聞いた。佐藤は言う。 「変えずに、変わらないこと。これまで通り、一戦一戦やること。今後も競輪人生は続くし、選手である以上、お客さんのために走ることには変わらないですから」 昨年にS班陥落となった郡司浩平と平原康多は、一年で見事に返り咲きを決めた。南関地区、関東地区ともに機動型がひしめくだけにチャンスが多いと言えよう。しかし、北日本はどうしてもビッグ戦線で戦える選手が限られているのが現状だ。 2025年、佐藤にとっては勝負の年になる。 「これまではS級S班のアドバンテージで番組が良かったりっていうこともあったけど、S級1班になったら、そうもいかないと思う。どう戦っていけるか。来年が勝負の年だと思っている。より強くなれるように、トレーニングを重ねていくだけですね」と言葉に力を込めた。 しかし、5日目に佐藤は無念の落車棄権に。連夜の落車となり怪我の具合が心配される。佐藤の復帰、そして再来年のS級S班への返り咲きを待ちたい。(アオケイ・八角記者)