Jリーグ通イタリア人が厳選! 2024年Jリーグベストイレブン【MF】「金のシャチホコ!」「全く衰えない」
最後のチャイムが鳴り、学校が終わる。1年間の努力、喜び、悲しみ、成功、そして挫折を経て、一年を振り返る。それは、長く激闘が繰り広げられたJリーグのシーズンの終わりにも同じことが言えるだろう。僕は2024年のJリーグでの「ベストイレブン」を選出し、自分なりの理想的なフォーメーションは4-4-2で組むことにした。(選出・文:アレックス・シルヴェストリ、翻訳:佐藤徳和) 【画像】2024年Jリーグベストイレブンのフォーメーションはこちら!
セントラルMF:稲垣祥(いながき・しょう) 生年月日:1991年12月25日 所属クラブ:名古屋グランパス 2024リーグ戦成績:36試合6得点2アシスト 2024年の名古屋グランパスはリーグ戦で暗いシーズンを過ごしてしまったけれど、YBCルヴァンカップ優勝がその暗さを照らし出す一筋の光となったね。そんな中で、稲垣祥の素晴らしい戦いぶりが際立った。 決定力の面では最高のシーズンとは言えなかったが、リーグ戦で6ゴールを記録し、32歳と年齢を重ねても彼のミドルシュートの精度と絶妙なタイミングでの攻撃参加は全く衰えを見せないことを証明した。 さらに、守備面では彼の闘志が存分に発揮され、相手がDFを振り切ったと思った瞬間、稲垣がどこからともなく現れ、チームメイトを手助けした。 彼が2024年にプレーしたこの名古屋グランパスの地にちなむならば、稲垣は金のシャチホコのように貴重で、名古屋城の眺めのように堂々としていた。 選定:アレックス・シルヴェストリ トスカーナ州ペッシャの出身。『ピノッキオの冒険』の作者カルロ・コッローディが生を受けた村の近くで生まれ育ち、現在は同州のルッカに在住。Jリーグの黎明期から試合を観ている大の日本サッカー通で、サムライブルーとなでしこジャパンの試合も欠かさない。鹿島アントラーズとカマタマーレ讃岐、そしてユヴェントスのファン。好きな選手は鈴木優磨。キャプテン翼やSLAM DUNKなど、日本のアニメにも詳しい。好きな日本食はオニギリとタコヤキ。
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