尾上菊之助、来年の八代目菊五郎襲名へ「大きく脱皮できるように」 菊五郎は建て替えめど立たない国立劇場にいら立ちも
歌舞伎俳優の尾上菊五郎(82)、長男の尾上菊之助(47)、坂東彦三郎(48)、中村時蔵(37)が9日、東京都内で国立劇場の令和7年初春歌舞伎公演「彦山権現誓助剣」(1月5日~27日、新国立劇場)取材会に出席した。 来年5月に八代目尾上菊五郎を襲名する菊之助は「女形も大事に立役も勉強していこうと思っている。来年は年男なので、ヘビではないが大きく脱皮できるように華やかに力いっぱい勤めたい」と意気込んだ。 ホームグラウンドとしていた国立劇場が閉場して1年たち、建て替えのめども立っていない状況に菊五郎は「お金がないんでしょ!」といら立つように一喝。閉場したままの現国立劇場について「耐震工事だけやれば使える。新宿で芝居するよりも、やっぱり三宅坂の方がいいな。(新国立劇場は)使いづらい」と本音をぶちまけた。
中日スポーツ