70代、「スニーカー」でおしゃれが広がった。現役スタイリストが購入した4足
70代でスタイリストの西ゆり子さんは、『セカンドバージン』『のだめカンタービレ』などの人気テレビドラマのスタイリングや、バラエティ番組では井森美幸さんや楠田枝里子さんなどタレントや女優の衣装を担当し、今なお現役で活躍しています。「スニーカーは苦手だった」と話す西さんがスニーカーを克服して取り入れたきっかけとアイテムを教えてくれました。 【写真】西さんのスニーカー4足
苦手だった「スニーカー」との出合い
青春時代を野球部で過ごした夫は、いつもアディダスのスニーカー。黒地に白い線が3本入った、定番のオフィシャルシューズを履いていました。 私はというと、スニーカーは苦手。昔からスポーツは得意ではなかったし、運動靴はしょせん運動靴。おしゃれなファッションには向かないと思っていました。 ところがです。数年前に30代の二男と同居を始め、彼の部屋に入ってみると、壁一面にスニーカー! スニーカー! スニーカー! 「こんなにたくさん、いつ履くの!?」 聞けば、今、若者の間でスニーカーはファッションに欠かせないアイテムになっているとか。コレクターもいて、なかには美術品のように高値で取引されるものまであるというのです。 「世の中そんなことになってるの!」
いくつになってもスニーカーでどこまでも歩く
大いに刺激された私は、さっそくネットでスニーカーを探して、数あるなかからいちばんシルエットが美しいと思ったナイキのコルテッツというタイプを買いました。 届いたその日のことは、今でもはっきり覚えています。足を入れた途端、ふわふわとまるで雲の上を歩いているみたい。今まで履いていた靴はなんだったんだろうと思うほど、どこまでも軽やかに歩いていけそうでした。 それ以来、春夏用、秋冬用と、季節ごとに新しいスニーカーを購入し、今では、すっかりスニーカーのファンになりました。この靴があれば、この先80代、90代になっても、自分の足で行きたいところに行って、やりたいことがやれそうです。
落ち込んでいるときは明るい色の「靴下」を選ぶ
毎朝、その日の気分で服を決める私ですが、どうしても気分が落ち込んで明るい色の服を選べない日もあります。とくに顔の近くに明るい色を持ってくると、色にあてられてしまうことも。 そんな日は靴下を明るいものにすると、ちょうどいい距離感になります。
ESSE編集部