右SBで先発の毎熊晟矢が先制点を演出! AZとガラタサライの一戦は1-1ドロー
ヨーロッパリーグ(EL)・リーグフェーズ第5節が28日に行われ、AZ(オランダ)とガラタサライ(トルコ)が対戦した。 ここまで4試合を消化したリーグフェーズで2勝2敗を記録し、勝ち点「6」の17位につけるAZ。大会白星スタートを切った同クラブだったが、以降はアスレティック・ビルバオとトッテナムに敗れて連敗を喫してしまう。それでも前節はフェネルバフチェを3-1で撃破。連勝をかけて臨む一戦に、DF毎熊晟矢は右サイドバックとして先発した。対するは、ここまで3勝1分と無敗をキープする3位ガラタサライ。現在は公式戦14試合無敗と好調を維持しており、勢いそのまま白星奪取を狙って敵地へと乗り込む。 試合は、開始早々の2分に毎熊が先制点を演出する。ヨルディ・クラーシが大きく右サイドに振り、ボールはマイケル・ラードのもとへ。毎熊がタイミング良く内側のスペースを駆け上がり、パスを受けながらペナルティエリア内へと侵入する。右足で放ったシュートはGKに弾かれたものの、こぼれ球にスフェン・マイナンスが反応。確実に押し込んでAZが先制した。 勢いに乗るAZは、直後の9分にもビッグチャンスを作り出す。パスを繋ぐガラタサライに対し、クラーシが自陣でプレス。カットしたセカンドボールがトロイ・パロットに流れ、左サイドのルベン・ファン・ボメルに素早く配球してカウンターを仕掛ける。スピードに乗りながらマーカーを突破し、ボックス内まで運びながら右足でシュート。一度はGKに弾かれたが、ゴール正面でこぼれ球を拾ったラードが再びシュートに持ち込む。しかし、またもGKフェルナンド・ムスレラがビッグセーブを披露。顔面でブロックしてピンチを凌いだ。 すると、43分にゲームは振り出しへと戻される。ガラタサライが右サイド深くでのパス交換で相手を翻弄。ボールを持ったドリース・メルテンスが、華麗なタッチと鋭い切り返しから右足でクロスを蹴り入れる。大外に流れたボールをヴィクター・オシムヘンがヘディング。頭で折り返したシュートはペール・コープマイネルスに当たってゴールラインを割り、ガラタサライがオウンゴールで同点弾をマークした。 こう着状態が続くなか、75分にガラタサライが決定機を生み出す。左サイドの浅い位置でフリーキックを得ると、キッカーを務めたケレム・デミルバイが短くリスタート。同サイドを縦に駆け上がるガブリエル・サラがダイレクトでクロスを供給し、飛び込んできたアブドゥルケリム・バルダクチがニアで合わせる。だが、惜しくもヘディングはポストに直撃してしまい、ガラタサライが逆転のチャンスを逃した。 結局、そのまま試合は1-1で終了。互いに1ポイントずつを分け合った。次節は来月12日に行われ、AZはアウェイでルドゴレツ・ラズグラド(ブルガリア)と対戦。ガラタサライはアウェイでマルメ(スウェーデン)と対戦する。 【スコア】 AZ 1-1 ガラタサライ 【得点者】 1-0 2分 スフェン・マイナンス(AZ) 1-1 43分 オウンゴール(ガラタサライ)
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