「強い要因は…」 サッカー日本代表の主将、遠藤航がチーム状態に自信を示す。「チームのためにやれる」【W杯アジア最終予選】
サッカー日本代表は19日、FIFAワールドカップ26 アジア最終予選(3次予選)第6節で中国代表と対戦する。中国の廈門白鷺体育場で行われる一戦の前日会見に出席したMF遠藤航は、前節のインドネシア代表戦でこれまで最終予選で出番のなかった選手らが起用されたことについて言及し、現在のチーム状態に自信を示した。 【最新順位表】2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選 日本代表は、15日に行われたアウェイのインドネシア戦を4-0で勝利を飾った。この試合では、ここまで出番のなかったDF菅原由勢、MF旗手怜央、FW大橋祐紀が途中から起用された。なかでも3点リードで迎えた62分から投入された菅原は、伊東純也とのコンビネーションで右サイドを突破すると、そのまま自身で深い位置まで持ち込み、ニア上に強烈なシュートを放ってゴールを奪った。出番の無かった悔しさを晴らすようなゴールを決めた菅原には、歓喜の輪が作られていた。 主将としてチームをまとめる立場にある遠藤は、菅原のゴールに「個人的にも出ていない選手たちが試合に出て結果を残すのは非常に嬉しく思う」と切り出し「ただ、点を取ったとかアシストしたとかだけでなく、彼らが普段、練習をしながらしっかりと毎試合準備をしているところを見ているからこそ、キャプテンとしてもすごく誇らしい気持ちになる」とコメントした。 続けて「今の代表チームは個性がかなり強い」と明かした上で「1人1人が自分のためにプレーしている人はいないし、皆がチームのためにプレーする覚悟を持ってここにきている。間違いなくチームは11人だけでプレーできるわけではないし、出ていない選手だったり、途中交代で入った選手が、インドネシア戦だけではなく、今までも結果を残すっていうのはかなり多かったと思う」とチームの現状に自信を示した。 さらに「今のチームが強い要因は、そうやってスタメンで出ようが、出れまいが、チームのためにやれる選手たちがここにいるということ、それが全てだと思う」と史上最強とも呼ばれる日本代表チームの強さの理由について説明した。 (取材:元川悦子【中国】、文・構成:編集部)
フットボールチャンネル編集部