明日21日朝は冷える 日中は夏日続出で季節逆戻り 23日以降は雨 雨量が多い所も
明日21日(月)の朝はグッと冷えますが、日中は東海~九州では汗ばむ陽気になるでしょう。週末にかけても気温が高く、北陸でも30℃近くまで上がる日もありそうです。23日(水)以降は前線が本州付近に停滞しやすく、雨量が多くなる所もありそうです。
明日21日(月) 朝は冷える 日中は夏日になる所も
今日20日(日)は札幌と帯広で「初雪」、青森県の八甲田山や福島県の吾妻山などで「初冠雪」が観測されるなど、冬の便りが続々と届きました。 明日21日(月)は西高東低の気圧配置が緩みますが、放射冷却と寒気が残る影響で、朝は今日20日(日)より最低気温が低くなる所が多いでしょう。旭川ではマイナス1℃と冬日(最低気温が0℃未満)になりそうです。盛岡は1℃、札幌と青森は3℃の予想で、霜がおりるほどの冷え込みでしょう。東京都心でも10℃近くまで下がり、朝は厚手の上着が必要なくらいです。 日中は日差しがたっぷり届いて、北海道でも15℃前後と平年より高くなる所もありそうです。東北や関東甲信はこの時期らしい気温ですが、北陸や東海から九州、沖縄は平年を上回るでしょう。特に、東海から九州、沖縄は夏日になる所が多く、日中は半袖でも過ごせそうです。 朝晩と昼間の気温差が大きくなりますので、服装でうまく調節してください。
23日(水)以降は雨の所が多い 雨量が多くなることも
22日(火)も日差しの届く所が多いですが、秋晴れは長続きしません。早くも西から前線を伴った低気圧が近づくため、天気はゆっくりと下り坂に向かうでしょう。 23日(水)は雨の降る所が多く、前線が通過するタイミングで、短い時間にザッと強い雨が降ることもありそうです。今回は気温が高いため、北海道の標高の高い所も雨が主体になるでしょう。南よりの風が強まって、横なぐりの雨になることもありそうです。 南よりの風が吹くため、日差しが少なくても気温が上がります。最高気温は、東北から九州の広い範囲で25℃以上の夏日になるでしょう。湿度も高くて、10月下旬とは思えない蒸し暑さです。 24日(木)以降は前線が本州付近に停滞するため、雨が降りやすいでしょう。また、日本の南を熱帯擾乱が北上する予想になっています。まだ予報に幅がありますが、雨の降る量が多くなることも考えられます。最新の気象情報にご注意ください。
28日(月)以降 雨の降る日が多い
28日(月)以降も本州付近には前線が停滞しやすく、雨の降る日が多いでしょう。この期間は秋晴れの日がほとんどなく、洗濯にはあいにくの天気が多くなります。晴れる日は日差しを有効にお使いください。 最高気温はこの時期としては高い日が多く、11月に入っても東海から九州では24℃~25℃くらいまで上がるでしょう。11月とは思えない暑さになりますので、服装選びは慎重に行ってください。
日本気象協会 本社 岡本 朋子