大かがり火堂々 3日の川北まつりへ設置 2万発花火と夏夜彩る
3日に行われる第39回川北まつり(実行委主催、北國新聞社共催)に向け、高さ約40メートルの大かがり火が31日、川北町の手取川簡易グラウンドに登場した。北陸最大級の約2万発が打ち上げられる北國大花火川北大会(北國新聞社主催)とともに真夏の夜空を彩る。発生から90年となる手取川大水害の復興に尽くした先人への感謝と、能登半島地震の被災地の早期の復興を願う。 【写真】完成した「川北まつり」をかたどった火文字 まつりのシンボルである大かがり火の設置作業には町や商工会の職員、地元区長ら約80人が参加した。柴や竹などを束ねた鋼管3本を大型クレーンでつり上げて固定し、約6時間かけて仕上げた。大かがり火の脇を固める高さ約7メートルの川倉の火2基と小型のかがり火22基も設置した。 作業に先立つ安全祈願祭では前哲雄町長、西田時雄町議会議長、実行委員長の山本邦彦町商工会長らが玉串をささげ、まつりの成功を願った。 町老人クラブ連合会のメンバー約20人は火文字の製作に取り組み、毛布と縄を巻き付けた針金で「川北まつり」の字をかたどった。 まつりには町内に2次避難している被災者を招待するほか、花火と大かがり火が間近で見られる「大かがり火席」を協賛者席として新設する。 メインイベント「音と光の祭典」は午後5時50分に勇壮な太鼓演奏で幕を開ける。大かがり火に点火され、太鼓が乱打される中、フィナーレを飾る北國大花火川北大会は午後8時15分から行われる。 ●金沢ケーブルが午後8時から生中継 大会の模様は金沢ケーブルが午後8時から北國新聞ニュース・プラス(地デジ9ch)で生中継する。