26年で2000軒!「隣の晩ごはん」ヨネスケさんが今だから明かせる「最もつらかった晩ごはん」
あの名物番組の名物出演者はいまどうしているのだろうか――。晩ご飯の時間帯に、その町の見ず知らずの家庭に何の予告もなく訪問して、夕食の様子を撮影することで人気を博した「突撃!隣の晩ごはん」(日本テレビ系列)。 【写真】76歳で再婚…!ヨネスケさんと美人妻・陽子さん 見どころはアポなしならではのハプニングと、なかなか見る機会がない各家庭の夕食風景。そして顔より大きなしゃもじを持ったレポーターのヨネスケこと落語家の桂米助さん(76歳)のトークだ。地上波終了から13年、その収録秘話や番組への思いについてヨネスケさんに聞いた。
田園調布では36軒断られた
「今晩のご飯、見せていただけませんか~?」とレポーターのヨネスケさんが一般家庭の食卓に突撃する、「元祖アポなしロケ番組」だった「突撃!隣の晩ごはん」。地上波では1985年から2011年まで26年にわたり放送され、昭和から平成にかけての「日本の食卓」を伝え続けてきた。 見どころは、アポなしならではのハプニングや予想外の展開。個性的な家族との交流や家庭的な雰囲気、その土地ならではの食文化や料理の紹介も、番組の人気を後押しした。だが、それ以上に「ほかの家庭の晩ご飯」をのぞき見るという斬新な視点が面白がられ、多くの人に親しまれてきた。 そして番組の顔ともいえるヨネスケさんは、親しみやすいキャラクターと軽妙なトークで視聴者を楽しませ、番組を盛り上げた。 ヨネスケ「47都道府県はすべて連れていかれましたよ(笑)行っていない県はありません。日本だけじゃなくて海外にも行きました。アフリカ、韓国、ラオスでは首長族の村でも晩ご飯を見せてもらいました」 日本を飛び出し、海外の家庭を訪問することもあった同番組。訪れた家庭は2000軒を超えるという。その中で「印象に残っている晩ご飯」を尋ねると、意外なエピソードが語られた。 ヨネスケ「忘れられないのは東京の田園調布ですね。36軒交渉してその全部断られました(笑)。そのあとも2回か3回訪れているらしいんですが、全部だめ。それがつらすぎたからか、脳が記憶を消しています。全然覚えていないんです(笑)」 そんな過酷なロケもあった「突撃!隣の晩ごはん」。ヨネスケさんが出演することになったきっかけについて尋ねると、実は深い裏話があったのだ。