埼玉県・大野知事が定例会見4月21日(全文1)外出自粛に一定の効果
使えない病床があったことについて、県側の問題点は?
朝日新聞:ありがとうございます。幹事の朝日新聞の釆沢です。今日もよろしくお願いいたします。 大野:よろしくお願いします。 朝日新聞:幹事社から質問を大きく2点させていただきたいと思います。1つずつまいりたいと思います。1つ目ですが、陽性患者の自宅待機に関することで、きのう現在で370人、自宅待機というふうに伺っています。知事は過去の会見などで、一般病院に入院させるという【***00:17:01】じゃなくて、使えない病床があったというふうに理由を説明されていましたが、今回のような事態を引き起こしたことについて県側にはどんな問題があったとお考えでしょうか。で、その反省を今後の病床確保に当たり、どう生かすのかと併せて説明してください。 大野:以前からお話ししてるとおり、ご指摘のとおり一般病床を使う段になって、そのような形にならなかったというご報告をさせていただいておりますけれども、受け入れる際になって、やはりこれは受け入れにくいといったお声が相次ぎました。そこでわれわれといたしましては、これまでのような、このような事態を引き起こしてるという反省に立って、1つには余裕を持って数を見込んでおくことが必要ではないかというふうに思います。また、丁寧にご説明をさせていただくことによって、軽症だから、重症だからというのではなくて、より詳細についてご説明をする必要があったんだろうし、これからはそれに努めていかなければいけないというふうに思っています。 17日の専門家会合では、厚生労働省のクラスター対策班の見解として、しばらくこれまでと同程度の感染者数が引き続き発生するのではないかという見込みを示されています。そうだとすれば、先ほど申し上げた反省に基づき、事務方が地道に各病院に働き掛け、少しずつ一般病床の受け入れを進めたり、あるいは説明をするといったことに加えて、先ほども申し上げましたが、公立・公的病院に対して、新型コロナウイルスの陽性患者を病棟単位で受け入れるよう私からも要請をし、しっかりと余裕を持った形で準備をさせていただきたいと思っています。簡単ではありませんが、5月6日までに600床が確保できるよう、公立・公的病院との協議をはじめとする対策を、スピード感を持って進めていきたいと思います。 【書き起こし】埼玉県・大野知事が定例会見4月21日 全文2に続く