埼玉県・大野知事が定例会見4月21日(全文1)外出自粛に一定の効果
不要不急の用で東京へ行くのは控えて
さて、県内の陽性者の発生状況でありますが、市町村別に見ると、これまでも申し上げてきたとおり、東京の区部に接しているところを、さらには主要な道路沿いに沿って感染者が広がっております。埼玉県と関わりの深い東京都との関係を考えれば、東京では今もって深刻な感染の拡大が続いており、首都・東京の隣という本県の地理的特性を考えれば、特に東京に行かないということが県内の感染を防ぐことにつながりますし、結果として東京も守るということにもつながるのではないかと思います。不要不急の用で東京に外出することは控えていただきたい。そして、きのう申し上げたとおり、ぜひ、不要不急の外出の自粛が基本ではありますが、県境を越えて他の都道府県に行くこともお控えいただきたいと思います。 所沢では100人以上の陽性者が確認をされています。これは先週の会見でご報告をさせていただきました所沢明生病院、所沢ロイヤル病院、あるいは回生会グループで複数人の陽性者が発生しているという影響が大きいところであります。その後の調査の進展によって、これまでにご家族などの接触者を含め、所沢明生病院で22名、所沢ロイヤル病院で13名、回生会で20人の陽性者を確認しています。管轄の保健所ではそれぞれの病院、施設について、すでに厳重な感染対策を講じています。陽性者の皆さまの療養に今後は万全を尽くしていくところであります。次のページをお願いします。
5月6日までに合計600床を確保したい
新型コロナウイルスの感染者の陽性患者数が650人を超える現状において、患者の増加に備えた病床確保は喫緊の課題であります。先般もご報告をさせていただきましたが、4月17日の専門家会合でいただいたそれぞれのご専門の知識、ご意見などを踏まえて、5月6日までに合計600床を確保させていただきたいと考えています。これは非常に簡単な道のりではありませんけれども、これだけの病床を確保するためには地道に一般病床の留保や、あるいは中小を増やしていくだけではなくて、公立・公的病院に対して特に病棟単位で陽性患者の受け入れをお願いするということを進めさせていただいておりまして、私からも直接、病院長等にお願いをしているところであります。今後、新型コロナウイルス以外の患者さんに対する入院などの調整をする、こういった措置も考えられますところ、県民の皆さまにはご不便をお掛けするかもしれませんが、ご理解をお願いしたいと思います。次のページをお願いします。 また、行動変容の重要性が叫ばれておりますが、JR大宮駅の乗降客数の減少率の推移であります。JR大宮駅の乗降客数を前年の同じ週の同じ曜日で比較した減少の割合を示しているのがこのグラフであります。緊急事態宣言が発表され、外出自粛をお願いした4月7日以降は、全体としては減少はしている。特に10日には、10日、11、12日が最初の週末になりましたが、11日には77%の減少となりましたが、平日になるとだいたい60%ぐらいの減少で推移をしています。新型コロナウイルスの終息のためには8割の接触機会の低減が必要とされており、これは接触機会と直接のものではありませんが、1つの指標としてぜひ皆さまにもご参考にしていただき、人との接触の機会を減らす、外出の機会を減らすようお願いをいたします。次をお願いします。 次にネットカフェの宿泊利用者の状況です。利用者数は4月21日、本日の午前7時半現在41名となっており、内訳は男性が36名、女性が5人であります。問い合わせ件数は128件です。次のページをお願いします。こっちか。戻ってください。失礼。