埼玉県・大野知事が定例会見4月21日(全文1)外出自粛に一定の効果
埼玉県の大野元裕知事は21日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「埼玉県・大野知事が会見「GWの旅行や帰省は自粛を」 ノーカット(2020年4月21日)」の会見開始時間に対応しております。 【動画】埼玉県・大野知事が会見「GWの旅行や帰省は自粛を」 ◇ ◇
県内でこれまで679名の感染を確認
大野:私のほうからいくつかご報告をさせていただきます。まず初めに、県民の皆さまにおかれましては、新型感染症対策に伴う緊急事態措置についてご協力をいただいておりますこと、ご不便をお掛けしておりますけれども、あらためて御礼と感謝を申し上げたいと思います。 そして、まずは陽性者の現状からご説明させてください。これまで679名の方が県内で感染を確認されておられます。その中で78名の方が回復し、退院をされております。このグラフは先週の会見でも使いましたが、最初の陽性者の発生日をゼロとして、東京都と埼玉県の陽性者の状況をグラフで示したものであります。東京から遅れて約1週間、埼玉県は1月の31日に最初に陽性者が確認をされ、東京の場合、1月24日でありました。 この7日から10日遅れで埼玉県は東京を追ってきたわけですが、60日ぐらいまでのところはほぼ同じ推移を示しています。東京の場合にはその後、ぐーんと頭を持ち上げるようにして感染者が増えておりますが、埼玉県の場合には頭を持ち上げてからしばらくは同じようなペースで現在まで至っているところであります。
60日直前での自粛宣言で抑えられた
この違いというものは、東京都の場合、ぐっと持ち上がってから自粛宣言が出されましたが、埼玉県の場合にはこの60日直前のところで自粛宣言が出されたために抑えられたというふうに言えると思います。これは外出自粛のお願いをさせていただいた、失礼、先ほど渡航の自粛と言いましたが、外出の自粛です。失礼しました。外出の自粛をお願いさせていただいて、県民の皆さまのご協力をいただいたことによって一定の効果があったということを示していると思います。次のページをお願いします。 同様に発症日ベースでも、外出の自粛要請が出されてから、これは発症日ベースですから潜伏期間がありますけれども、だいたいこの辺りで東京の場合、ぐっと頭を持ち上げてますけれども、安定した形、もちろんゼロになるのが一番いいんですけれども、これもやはり同様に県民の皆さまのご協力のおかげで外出自粛の効果が出ている、これはぜひ強調させていただきたいと思っています。 ただ、この外出自粛の効果が一定程度出てはいるものの、残念ながら終息の方向や、あるいはこの措置が今をもって解除できるような状態には至っていないことも、これもまた事実であります。ぜひ多くの県民の皆さまにおかれましては、新型コロナウイルスは先が見えない闘いであり、不安であると思われる方も多いと思います。ただ、あらためてみんなが力を合わせていただいて、ぜひ不要不急の外出を控えていただくこと、これがコロナウイルス対策につながるということを強調させていただきたいと思います。 ご不便をお掛けいたしますけれども、このように効果は一定程度上がります。皆さんのお力でコロナウイルスを抑制することができると信じています。ぜひ不要不急の外出を、あらためてのお願いです、控えていただき、うつらない、うつさないことで、ご自分のみならず、ご家族や愛する方を守っていただけるよう、ご協力をお願いしたいと思います。次のページをお願いします。