「一緒に演奏したい……」ピアニスト・上原ひろみの挑戦とは?新譜『Sonicwonderland』を教えて!
公私問わず、挑戦することは自分の人生の充実に繋がる
――新しいチャレンジができたと感じる時はどういう時ですか?また、一緒にやっているミュージシャンの才能を伸ばしていきたいなどと意識しますか? 新しい人たちと新しい音楽をやること自体が、とても大きいチャレンジだと思っています。 才能を伸ばしたいなんていう、そんな烏滸がましいことは考えないですけど、それぞれが輝くシーンがあればいいなと思います。日が当たるというか、そして4人がそれぞれを照らし合うような関係だといいなとは思います。 ――ありがとうございます。最後に、上原さんにとって人生を充実させてくれる軸となるものを教えてください。 公私問わず、挑戦することは自分の人生の充実に繋がるなと思います。新しいことをやるというのはとても大変なことで、どうなるかわからないからワクワク感が大きいし、一から作らないとならないので達成感も大きい。予定調和がないというか、それが自分の探し求めたいものであるのか、と考えます。
上原ひろみ/ピアニスト。
1979年静岡生まれ。17歳の時にチック・コリアと共演。ボストンのバークリー音楽大学に入学し。在学中にジャズの名門レーベル、テラークと契約。2011年スタンリー・クラークとのプロジェクト作『スタンリー・クラーク・バンド フィーチャリング 上原ひろみ』で第53回グラミー賞「ベスト・コンテンポラリー・ジャズ・アルバム」を受賞。2021年「東京2020オリンピック開会式」に出演。活動は多岐にわたる。 *To Be Continue
伊藤なつみ
音楽&映画ジャーナリスト/編集者 これまで『フィガロジャポン』やモード誌などで取材、対談、原稿執筆、書籍の編集を担当。CD解説原稿や、選曲・番組構成、イベントや音楽プロデュースなども。また、デヴィッド・ボウイ、マドンナ、ビョーク、レディオヘッドはじめ、国内外のアーティストに多数取材。日本ポピュラー音楽学会会員。 ブログ:MUSIC DIARY 24/7 連載:Music Sketch Twitter:@natsumiitoh Share: Twitter Facebook Pinterest