来季から１軍の指揮を執る楽天・三木肇２軍監督

　楽天は１１日、今江敏晃監督（４１）との契約を解除し、三木肇２軍監督（４７）が来季から１軍の指揮を執ることを発表した。 　三木新監督は１９年に楽天の２軍監督になると、２０年には１軍監督に就任しリーグ４位に。２１年からは再び２軍監督を務めてきた。森井誠之球団社長（５０）は「イーグルスの監督として１、２軍合わせて６年間指揮を執ってきた経験があり、チーム全体を把握されております。今後、楽天イーグルスをより強くしていくために、適した人材であると判断しました」とコメントした。 　今江監督は選手起用や作戦面でチーム内から不満が生まれ、２年契約の１年目での契約解除となった。球団を通じて「若い自分に監督というチャンスをいただけたことを感謝しています。私自身は今年１年全身全霊、信念を持ってぶれずにやったので、悔いはありません」とコメントした。 　現在、宮崎でのフェニックスリーグで指揮を執っている三木新監督は、１７日の１軍秋季練習開始に合わせて仙台に戻る予定。３年連続Ｂクラスからの巻き返しへ、新体制でスタートする。 　◆三木　肇（みき・はじめ）１９７７年４月２５日生まれ、４７歳。大阪府出身。現役時代は右投げ両打ちの内野手。上宮から９５年度ドラフト１位でヤクルト入団。０８年日本ハム移籍後、同年限りで現役引退。通算成績は３５９試合５９安打２本塁打１４打点、打率・１９５。０９年から日本ハム、ヤクルト、楽天でコーチを歴任。２０年楽天監督。２１年から２軍監督を務めていた。