クロアチア代表、歴代ストライカーの系譜(3)工場作業員から成り上がり! 4部からたたき上げのエース
クロアチア代表は1991年の同国独立からと歴史は短いが、ワールドカップで目覚ましい躍進を見せてきた。初出場だった1998年フランス大会は3位、2018年ロシア大会では準優勝を果たし世界を驚かせた。この20年あまりで世代が移り変わってきた中で、どんな選手たちが前線を引っ張ってきたのだろうか。ワールドカップを起点に、クロアチア代表の歴代ストライカーたちの活躍を振り返る。
ダド・プルショ 生年月日:1974年11月5日 個人成績(2006):3試合出場/0得点0アシスト クロアチア国内での実績はほぼないが、工場作業員として働きながらフランス4部から成り上がっていった叩き上げのストライカーだ。クロアチア代表デビューは28歳と遅咲き。それでもEURO2004出場権獲得に大きく獲得し、実力で周囲からの批判を払拭した。 モナコでプレーしていた2003/04シーズンにはチャンピオンズリーグで準優勝。そして2006年にはエースストライカーとしてドイツワールドカップに出場した。結局、無得点でグループリーグ敗退に終わってしまい、約8ヶ月後にはひざの怪我で現役引退を決断する。代表でのキャリアはわずか5年ほどと、駆け抜けるような短さだった。