J2清水の乾貴士は2日山口戦で36歳バースデー弾なるか
J2首位の清水エスパルスは31日、次節・山口戦(2日)に向け三保で一部非公開調整した。試合当日、36歳の誕生日を迎えるMF乾貴士は8試合ぶりに先発の可能性も浮上。連勝を演出して自らのバースデーに花を添える。J1ジュビロ磐田は1日、広島と対戦(午後2時、Eピース)。J2藤枝MYFCは同日、甲府戦(午後2時、藤枝サ)を迎える。 清水の元気印が祝砲を打ち上げる。乾によると誕生日当日に試合を迎えるのは滋賀・野洲高2年時以来という。「確かインターハイ予選で点を取った」と懐かしんだベテランは「36歳になっても頑張りたい」と笑みを浮かべた。 年齢を重ねても情熱は衰えない。「長く(現役を)やりたい気持ちはある。ちょっとでも走れる体を作っておけば寿命は延びる」と、ランニングメニューにも必死に食らいついてきた。故障から復帰後は2試合に途中出場。今回は一部主力の状態が万全でなく、8試合ぶりに先発する可能性もある。秋葉忠宏監督(48)も「何より練習するし、楽しそう。本人が老いを感じていないと思う」と目を細める。 山口には昨季2連勝。ただ監督交代を経た今季はリーグ2位の13失点と守備の堅いチームに生まれ変わり、順位も6位と健闘している。「球際の激しさは(去年と)違う。難しい試合になる」。頼れる司令塔が陣頭指揮を執り、「壁」に穴を開けていく。(武藤 瑞基)
報知新聞社