国民・玉木代表 NHK国際放送問題で「なぜ閉会中審査をやらない?」「極めて違和感」自民、立民の“及び腰”批判
国民民主党の玉木雄一郎代表(55)が3日、国会内での定例会見で、NHKが短波ラジオなどの国際放送やラジオ第2などで8月19日に伝えた中国語ニュースで、中国人男性キャスターが沖縄県石垣市の尖閣諸島について「中国固有の領土」などと誤った発言をした問題に触れ「自民党にも立憲民主党に申し上げたいんですけど、なぜ閉会中審査をやらないんですかね。総務委員会を」と批判した。 【写真】自民、立民の姿勢を批判した玉木代表 玉木氏は「NHKの中国籍スタッフによるラジオ放送についての閉会中審査の開催を与党も野党も求めないのは、極めて私は違和感を感じますし、しっかりと委員会を開いて、事実関係を明確にすべき。いわゆる情報戦の一つかもしれないということも指摘をされている」と、真相究明を求めた。 8月28、29日に行われた衆参総務委員会の理事懇談会で、NHKの稲葉延雄会長(73)が問題について説明し、陳謝した。玉木氏は「今まさに、発言をしたスタッフと連絡が取れないって言うんです。代理店を通じて連絡を取ってるってことなんですが、代理店にも連絡がつかないと聞いている」と疑問を投げかけた。 NHKは再発防止策を挙げるが、玉木氏は「海外に、すでに出国しているんじゃないかということも言われている。経緯をしっかり確認して、本人から聴取をしないとできない。それができないような状況になっていて、その対策も取りようが無い。本当に問題解決する気がNHKにあるのかどうか、極めて疑問」と姿勢を問う。 男性キャスターについて「20年ぐらいNHKとも関わっていたとも言われますし、相当高学歴の方とも聞いている。いわゆる中国政府とどういう関係があったのか。逆に、日本政府の考えをそのまま発信することで中国からにらまれたのではないかとか、いろんな憶測が出ている」とした玉木氏。閉会中審査で、NHK問題について取り上げることを求めていくと強調した。 (よろず~ニュース・杉田 康人)
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