【高校野球】「すべての面でレベルアップする」 決勝でリードを守り切れなかった早実・中村心大
主将として見つめる現状
来春のセンバツ出場の資料となる東京都大会。関東・東京の一般選考枠は6枠である。関東4、東京1が基数となっており、残る1校は関東5位校と東京2位校との比較検討となる。早実はこの秋の実績から「東京2位校」が有力視され、夏春連続出場の可能性を残す。しかし、主将・中村の視線は別にあった。 「まだまだ、自分たちは(センバツに)出られるとは思っていない。夏は勝って、この秋は負けて、両方を味わった。センバツに出られればセンバツですし、夏に向けて、チーム全員でやっていくしかない。来年は勝てる投手になりたい」 不確定要素が多い未来を気にするよりも、主将として現状を見つめる。球春までにもっと、もっと強くなって、戻ってくる。 文=岡本朋祐
週刊ベースボール