牧之原の放棄茶園で作った「波乗りレモン」 静岡県内イオン8店舗で販売 全国展開へ一歩
牧之原市の放棄茶園などを活用して茶農家らが栽培に取り組むブランド「波乗りレモン」の販売が5日、イオンリテールの静岡県内8店舗で始まった。大型店舗での取り扱いは初めて。同ブランドの全国展開を目指す生産者らが大きな一歩を踏み出した。 同日は浜松市中央区のイオンモール浜松市野で、地域おこし協力隊として波乗りレモンの事業を取りまとめる堀内虹弥さん(27)が訪れた客に声をかけレモンをPRした。「防腐剤やワックスを使っていないので皮ごと食べられる」「香りの良さが特徴です」などと魅力を伝えた。同店舗では午後6時時点で1袋2個入りの約30袋が売れたという。 販売は来年1月末までを予定している。堀内さんは「イオンリテールでの取り扱いが実現してうれしい。今後、品種や生産量を増やしていき、全国にレモンを届けたい」と意気込む。
静岡新聞社