認知症リスクが3分の1になる飲み物って?医師が教える認知症を防ぐ食習慣
目にいいだけじゃない! ブルーベリーには認知機能を改善させる効果あり
青紫色の色素であるアントシアニンはポリフェノールの一種。抗酸化作用が高く、とくに目の網膜に作用して疲れ目などを癒す。目に効くポリフェノールとして知られているが、ほかにも注目すべき作用を持っている。脳に働いて、認知機能を高めてくれるのだ。 60歳以上の男女を対象にした米国の研究を紹介しよう。アントシアニンが含まれている代表的な果実、ブルーベリーのフリーズドライ24g(生ならカップ1程度)を90日間摂取してもらった。その結果、ブルーベリーを摂取しなかった場合と比べて、認知機能を調べるテストの成績が良かったという。 トーストにブルーベリーのジャムをたっぷりつける人は、認知症になりにくい可能性がある。ボケを予防するおいしい習慣、試してみる価値はありそうだ。 本文は『「ボケない人」の習慣、ぜんぶ集めました。』(青春出版社)より一部抜粋・編集しています。 画像提供:Adobe Stock
書籍紹介
『「ボケない人」の習慣、ぜんぶ集めました。』(青春出版社)
一生、ボケない人と、そうでない人の違いは、日頃の習慣も大いに関係しています。年齢を重ねると、物忘れが多くなってしまうもの。できるだけ早いうちに、ボケない習慣を取り入れたいですよね。 本書は、ボケない人の習慣を、食べ方、メンタル、睡眠、ケア、運動、考え方、など、さまざまな側面から紹介します。
監修者紹介
■工藤 孝文(くどう たかふみ) 1983年福岡県生まれ。福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。帰国後、大学病院、地域の基幹病院を経て、現在は、福岡県みやま市の工藤内科で地域医療を行っている。専門は、糖尿病・ダイエット治療・漢方治療。「ガッテン!」(NHK)、「世界一受けたい授業」(日本テレビ)など、テレビ番組への出演・医療監修のほか、健康関連の著作も多い。日本内科学会・日本糖尿病学会・日本肥満学会・日本抗加齢医学会・日本東洋医学会・日本女性医学学会・日本高血圧学会・小児慢性疾病指定医。